2016年9月現在、理工学部(旧工学部)前の国道46号沿いは、歩行者と自転車のため理工学部の敷地の一部を使って道路拡張工事中である。理工学部正門両脇の桜は寿命とのことで伐採され、正門の幅が拡張された。
新しく出来た歩行者通路には旧工学部の3本の大木が残された。
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すずかけの木の伐採に反対します。
議題になるようですので,自分なりの考えをまとめてみました。
今日もあそこの木の下を歩いてみました。伐採されるかもしれない木は23本ほどです。中には手を回しきれないほど幹が太くなった木もあります。丁寧に手入れをされている大木です。あそこまで見事な木を切るのは本当に惜しい。
木は邪魔なもの,だから切ってしまおうと考える人は道路のことしか頭にないのでしょう。もったいないことです。是非,あそこを往復してゆっくりと歩いてみてください。木漏れ日のなかでリラックスしてください。工学部にも誇れる木々があることを感じてください。失ってから気がついても,もう遅いのですから。
道路の拡張が自転車の往来をスムーズにするためだとしたら返って危険にするだけです。2列,3列に並列走行する輩が出てくるでしょう。歩道を猛スピードで駆け抜けるでしょう。4号線の歩道,あるいは上田から三高,松園方面への歩道を見るとよくわかります。登校下校時の猛スピードの自転車には恐怖を覚えることもあります。
あの木は我々のものではありません。今後入学してくる学生さん,新しく工学部を職場とする方々,オープンキャンパス時にやってくる高校生さん,卒業生の皆さん,後援会の方々,保護者の方々,みんなの財産です。
工学部はソフトパスエンジニアリングを標榜しています。あそこまでの立派な木を伐採する「ハードパス」は選択肢には無いと思います。
前工学部長のご尽力で工学部正門から右手に折れる歩行者専用の小道ができました。
同じように木と木に挟まれた小道を作っては如何でしょうか。国土交通省の交差点のところから工学部に入ることのできる小さな門を設けます。歩行者だけが入ることのできる小さな門です。そこから木々をぬって工学部正門へとつながる小道を整備する。思い描いただけでも楽しいです。是非散歩したい。小学生だって登校下校時に散歩できる。市民の方にも喜ばれるでしょう。このほうがよっぽどソフトなパスです。
実現を願っております。
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